● Miniature and Me ●

Last Update 12th Nov 1999
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ここでは、私とミニチュアについて、遍歴(?)とスタンスを書きます。 書いてみたらけっこう文章長くなっちゃって……読みにくくてごめんなさーい。

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◆目次◆

●出会い編

●教室に入る

●仲間との出会い編

●さらなる充電期間

●ユニットブランドたちあげ

●最近は……

●私にとってのミニチュア

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◆出会い編◆

私がミニチュアと出会ったのは遠い昔(苦笑)のこと。もちろん、お人形さん 遊びが大好きで、よく折り紙を使って家具やうちを作って遊んだり、りかちゃん やこえだちゃんなどで遊んだりはしていました。

本格的なミニチュアとの遭遇は、たぶん小学生になるかならないか という時に、池袋の西武デパート内にあったリリパッドというミニチュア専門店 を見たことでしょう。壁1面に四角い部屋が埋め込まれ、その中にいろんなお部屋が ありました。私はその中のベッドルームが大好きで、いつかこういうものを作りたい とずっと思っていました。

そのうち、そのお店もなくなりさみしくなっていたのですが、小学校のたぶん6年生 ぐらいでしょうか、両親が村上先生の「ドールハウス作りABC」(じゃこめてい出版 。現在絶版。)を買ってきてくれました。そのころの私は受験勉強が忙しく、 受験が終わったらね、という約束つきでいつもその本を眺めていました。

そして、中学高校のころ(一貫教育だったので、どっちだったかちょっと記憶に 自信がなくて……苦笑)、中野にあるおもちゃ美術館というところで天野ゆかり さん(現在、飯島ゆかりさん)という方が子供向けにドールハウスの教室をやって いるのを偶然知って、参加してみました。本当に子供向けの工作、だったのですが、 それをきっかけに天野先生とお話したり、シルバニアの家具を使ってディスプレイを したり、ということをしました。そのころは、工藤和代さんの作品展にもよく いっていました。柏そごうの作品展の時に家族で見にいって、たまたま工藤先生 がいらして他にお客様がいなかったので、お話をしました。後で天野先生と工藤先生 はお知り合いということもわかって、工藤先生から毎回作品展の案内をいただいたり するようになりました。

そのころは、本も少なく、出ていた本を買っても数冊程度。本屋さんで何回も何回も 読み(ひどい客ですね。苦笑)、おこづかいをためてやっと買っていました。 「楽しいドールハウス作り」(じゃこめてい出版)や工藤和代さんの本などは、 このころに買いました。本を見て作ってみようとも思いましたが、 なかなかうまくできず。両親が散歩の途中でピラニアのこぎりとマイターボックス、 木材を買ってきてくれたりしたのですが、木でできたものは形にはなりません でした。(苦笑)工藤さんの「わたしのドールハウスづくり」という本の 一番後ろに出ていた「あなたも作ってみましょう」というコーナーの部屋を 作ってみた(ただし、ソファと机のみ)のが、はじめてのドールハウス作り かなという感じです。他にも近くにあったDIY用品もおいてある日常雑貨屋さん (今はもうないんですが)でペンキやニスをはじめて買ったのもこのころです。

余談ですが、このころ買ってもらったピラニアのこぎりとマイターボックス、 今も現役です。(笑)

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◆教室に入る◆

さて。次の転機は大学に入ってから、です。これまでずっと本屋や展示会を見て ばかりで、全然手が動いていなかったのですが、一念発起して教室に通うことに しました。以前は、工藤和代さんが教室をはじめたらぜひいきたい、と思って いたのですが、曜日があわず。たまたま西武のコミュニティカレッジで金曜日の夜 にやっていた西前律子先生の教室に通います。

「インテリアアクセサリーミニチュア」という題の教室で、3ヶ月で1つのボックス タイプの作品を仕上げる、作品はなるべくリアルに、かつ、部屋に飾れるものに しましょう、というスタンスでした。西前先生は、アメリカでミニチュアを 習われていて、それを元にカリキュラムを組んでくださいました。

ボックスや家具の一部をキット(または先生がキット状にしてくださる)をつかい ながら、ワンシーンを作っていきます。でも、同じ教材でも人によって全然違う ものができてとてもおもしろかったです。先生もペースや飾り方など自由に やりましょう、というスタンスだったので、それぞれの個性が出ていました。

この教室で、Chrisbonなどのプラスチック系キットの存在や使い方、基本的な木の 扱い(切る、削るなど)、塗装の基礎、家具の基礎、などなど技術的な基礎と共に、 全てをあわせて飾って仕上げることの楽しさを教えてもらいました。今まで、 作品という形で仕上げたことがなかった私にとって、初めての経験であり、 また、ハマるきっかけになったことでした。私はとくに、このそれぞれをアレンジ して集めて飾り付ける、というところが好きなようで、1つ1つは不器用でいまいち と思っても、合わせてみたらけっこういいじゃない、というような感覚が おもしろかったでした。(笑)

生徒さん同士のお互いの得意分野のことや、進め方、作り方、手元、など、お互いに 刺激になったりはげましあったり、とても楽しかったです。

しかし、だんだんと学生業が忙しくなり、教室に顔を出せなくなったり、教材が 全然進まなかったりして、これ以上やっていない教材をためるだけでも……と 思って、3年ほどでやめることにしました。そして、先生自身、その翌年ぐらいに、 仕事の関係で教室を閉じられました。

現在、西前先生は、ミニチュア制作を用いたセラピーのお仕事をなさっている そうです。でも、本当に、ミニチュアで自分のいたい心地よい空間を作り出す、 という作業は、セラピーにはぴったりなのではないでしょうか。

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◆仲間との出会い◆

そして、またしばらく、ミニチュアは本や展示会を見るばかり、という生活に なっていました。ちょうどあいついで雑誌が創刊されたり、本がばんばん出ていた 時期でコレクタとなっていました。また、卒業旅行やら父の出張時などに、 ミニチュア関係の洋書を買ったり買ってもらってりしました。

自分では手を動かさなくて、でもいつかは作りたいなーと漠然と思っていたある日、 偶然、ネットサーフィンをしていて久保さん夫妻のやっているページにたどりつき ました。今まで、ミニチュアのページを見たことがなかったのですが、その日は、 偶然、サーチエンジンで「ドールハウス」という項目でぼーっと調べていて…… そこでドールハウスメーリングリストの存在を知りました。

ちょうど進学試験を控えていた(あんまり細かく書くと年とかばればれになっちゃう なー。苦笑)ある日、入会申し込みをして、自己紹介を送りました。それまで、 自分でメーリングリストを運営していたとはいえ、内輪のものばかりだったので、 外のメーリングリストに参加するのははじめて。どきどきしていたところに、 すぐに自己紹介に対するレスが3通ほど来て、とてもうれしかったのでした。

以来、返事をもらうことのうれしさを覚え、返事を書くことの楽しさを覚え、 急速にメーリングリストにハマっていきました。みんなの投稿を読んで、 「作りたい」という意識にとても刺激をうけました。また、オフラインミーティング (通称オフ会)をはじめて行おう、という試みに参加して(なぜか幹事でした) 会うということに関しては初対面なのに、メールのやりとりをしているので、 会ってすぐに打ち解けておしゃべりできる楽しさにまたハマりました。(笑) (今でも展示会などがあるたびにこうしてオフ会を開いたりしています。)

このメーリングリストで知り合いになった友達はたくさんいます。一緒に 展示会見たり、買い物したり、制作したり、とっても楽しいです。こんなに 仲のいい友達がいっぱいできるとは思ってもみませんでした。すごいです。

話かわって、同じぐらいの時期にニフティの手芸フォーラムにも参加するように なりました。こちらには、メールと違ってアクセスできる回数が少なく、御無沙汰 しがちですが、年に一度の作品展がとても楽しみです。

そして、今や、自分でも信じられないぐらい、ミニチュア、にはまってしまったの でした。

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◆さらなる充電期間◆

とはいえ,とても本業が忙しいので、構想がたまるばっかり。(苦笑)でも、大きな 展示会があったりするとかかさず見に行く(なんと昨年は大阪まで日帰りしちゃい ましたよ。苦笑)し、本が出るとかかさず買っています。(笑)また、ニフティの 作品展や、共同制作にも参加していたりします。といっても作品作りがどんどん 進むわけではないんですけどね。(苦笑)締め切りないとちゃんと作りあげられない みたいで……オリジナルで作ってるものは、だいたい人にあげるものが多いです。

そして,のんびりペースで作っていたこのころ. 夏の展示即売会に出すという話が持ち上がりました.

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◆ユニットブランドたちあげ

さて.たまたまメーリングリストの御縁で,展示即売会に参加することが決ま りました.そして,粘土が得意で仲良しのひぐやんさんと一緒に,合作して出 そう!と思い,誘ってみたら快くOKをもらえました.そして,二人のユニッ トブランド,「The au Lait」が誕生しました.二人でメール,電話,FAXのや りとりをしながら構想を固めて,時にはお茶しながらあったりして…… それ ぞれの分担を決めて作って,最後にもちよって1つの作品にする,という手順. お互いに好みやセンスが似ているし,二人でしゃべっていると構想もあとから あとからでてきて…… すごく楽しいです.今まであんなに作品数が少なかっ たのに,月に1回ペースの展示即売会のためにどんどん作るように…… しか し,学校から帰って真夜中12時ぐらいからはじめるよなべはちょっとキツい かな? 作るのは楽しいんですけどね.今は,やりたかったことが形になるの がうれしいです.他の人にも作品を見てもらえてすごくうれしいし……

#The au Laitのホームページもあります.ここです.

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◆最近は……

やはり,The au Laitの活動が主になってきていますが,あいまを縫って, 友達にプレゼントを作ったり,材料のストックをしたり,布を買ったり本見た り…… まだまだ 個人でも作りたいものがいっぱいあるので,ちょっとずつ でも形にできれば,と思っています.

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◆私にとってのミニチュア◆

私のミニチュア作りのスタンスというか、これだけは通そうと思っていることが いくつかあります。まずは、「飾れる」ということ。特にプレゼントするときなど はこれが大きいです。サイズや形状もありますが、かぎられた場所にどういれるか、 というのもけっこう考えるのが楽しいです。

それから、見ていて「ほっ」とした気分になれるもの、気持ちのいいもの。これは、 昔、工藤先生の展示会にいった時に思ったことです。ちょうどその時、私は なぜかとてもいらいらカリカリした気分になっていたのですが、ドールハウスを 見て、すーっと気持ちがおさまっていったのです。その時、ミニチュアが もつ力というのを知ったような気がするのです。 かわいい、きれいなものだけがドールハウスではない、という話はありますが、 でも、それでも、見ていてほんわかあったかな気分になれるものを作り出して いきたいというのが、私のスタンスです。(自分の他の作り出すものに関しても そうですが。)

後は、できるだけ考えたい物、それは何かテーマかストーリーがある作品を作ろう、 ということ。それは壮大なものではなくて、ささやかなもの、気軽なもので いいと思うのですが、これがあると作品の作り込みのときに、細かいところまで 考えるのが楽しくなったりします。(実際、そんなに作り込んだことって まだないんですけどね。苦笑)

私にとってミニチュアって、自分にもそして他の人にも元気をわけてくれる 存在だと思っています。作ることで、見ることで、ちょっとでも気分がよく なったら……そんなものを作っていきたいなと思っています。

………

最近、だんだんと自分の好みがわかってきたのですが、どうやらエッセイ風 ミニチュアといいましょうか、何か伝えたいシーンや、気に入ったシーンを再現 したいという風に思うようになってきました。もちろん、まだまだ作品として は作られていませんが。精巧さよりも、むしろ、雰囲気や空気を大切にしたい、 シーンとして伝えたい、と考えています。かっちりした写真的なものよりも、 さらっとしたスケッチ風水彩画というイメージ。ライフスタイルを提示している イラストエッセイや写真エッセイなどがありますが、あれのミニチュア版が 作れるといいなと考えています。(ま、もともとアバウトなんで、きっちり 細やか系は苦手なのですが。苦笑)

これからも、自分が心地よいと思えるようなワンシーンを作り出していければ、 と思っています。

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Email: Seine Satsuki