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the veil of reality・・・現実のヴェール★

To think that once I could not see beyond our(the) veil of reality,
to see those who dwell behind...
I was once a fool...
Pious Augustus,Alex Roivas
思うにかつての私は現実のヴェールの先を見通すこと、
その向こうに住むものを見ることができなかった…
以前の私は愚かだった…


"the veil of reality"・・・英語字幕を見ると、この表現がエターナルダークネスにおいて象徴的に使われていることがわかる。はじめのパイアスの回想、マックスの解剖書の独白、リンゼイにマントロクの心臓を託すエリア、そして最後のアレックスの言葉に出てくる。

人間が理解できることはあまりに少ない。人類誕生以前の古代種族のことも、エンシャントの存在も、今の人類の繁栄がエンシャントが帰還するまでの束の間のものであることも知らない。人間が向こう側の世界…"Planes of Eternal Darkness"のエンシャントの存在に気づかないように守っているのが"veil of reality"なのだろう。

マックスは怪物を解剖し、語る。この世界を越えた向こう側の世界が存在する。しかし、「現実のヴェール」によりそれを見ることが出来ない。ヴェールは人間を守っている。向こう側の世界を人は見てはならない。なぜなら、向こう側に住むのはエンシャント・・・人が理解できない暗黒だからだ。人間は無知であり、その無知は祝福である。知識を得たものは呪われるしかない、と。

ヴェールの向こうを見たパイアスはエンシャントの手下となり、マックスは疑心暗鬼に狩られ人としての一線を越えた。エリアは限られた知識だけを伝えることでリンゼイを守った。・・・すべてを見たアレックスは決戦後どのような道を歩むことになるのだろうか・・・

beyond the veil Last Update : 01/21